ねこねこスローライフ

統合失調症ママと発達グレーくんののんびり生活

発達グレーだった息子がついに診断を受けました

こんにちは。久しぶりの更新になります。

 

息子は発達に気になるところがあり2歳の頃から療育を受けています。
しかし病院で診断は受けておらず、ずっとグレーの状態で様子を見ていました。
幼稚園では大きなトラブルがなかったため、このまま診断は受けなくてもなんとか小学校でやっていけるかもしれない。。。そんな淡い期待もあったのですが、あえて診断を受けることにしました。

 

息子は昨年、市の就学相談を受け、小学校の普通級に入ることが決定していました。
市の方針で、診断がなく普通級に在籍する場合は、現在受けている民間の療育が受けられなくなってしまうということでした。
就学相談で普通級判定だったとはいえ、息子の様子を見る限りではこのまま療育を終了するには不安がありました。
そこで、思いきって病院で診断を受けることにしたのです。

 

子どもの発達の外来はどこも混んでいて予約が取れないと噂には聞いていましたが、やはり予約をとるのは大変でした。
あらかじめ聞いていた予約の受付日に電話をかけてみるとまったく繋がらないのです。
時間を置いて何度かかけ直し、15回目くらいでやっとつながり、無事に予約を取ることができました。

 

初診では、まず心理士さんと面談し成育歴や現状の困りごとなどを話しました。
それから別の日に医師の先生に診てもらうのですが、なんとそれが6か月待ちとのことでした。

 

今受けている療育を受け続けるためにどうしても診断書が必要で、なるべく早く欲しいということを心理士さんに話すと、なんと一週間後に空きがあり、特別に診てもらえることになりました。
なんて幸運なんでしょう!!!
でも、後で思ったのですが、それってやっぱり息子に療育が必要だと心理士さんが判断したから急いでくれたってことですよね。
初診は30分くらいの面談でしたが、心理士さんも息子の発達に違和感を感じたということかな。。。少し複雑な気持ちでもありました。

 

そして一週間後、先生に診てもらうためもう一度病院を訪れると、

自閉症スペクトラムですね。」
先生はきっぱりとそう言いました。

 

心の中になんとも言えない感情が渦巻きます。
診断を受ける覚悟はしていたつもりでしたが、本当は「個性の範囲ですね」という言葉を期待していたのかもしれません。

 

「軽度なんでしょうか?」
という私の質問に、先生は、
「いわゆるグレーゾーンです。こういう場合は診断をしないこともありますが、療育が受けやすいようにあえて診断名をつけておきます。」
と答えました。
また、息子の不注意さや落着きのなさから、ADHDの要素もあると思っていたのですが、それは違うということでした。

 

帰りの車の中では、私は夫にどういうふうに話をしようかとずっと考えていました。

夫は今までずっと楽観的で、息子と接するときにも大きな困り感を感じている様子はなく、本当に息子に療育が必要なの?もう卒業でもいいんじゃないの?という感じだったのです。
息子に診断名がついたらきっとショックをうけるだろうな。。。

 

帰宅して夫と二人きりになったときに、私はなるべくサラッと事実だけを話すことにしました。
「今日病院で診断もらったよ。○○(息子の名前)は自閉症スペクトラムだって。
グレーゾーンだけど、療育が受けやすいようにあえて診断名つけますだってさ。」
「そうなんだ。。。」

夫は特に驚いた様子はなく、淡々としていました。
自閉症って言われてもよくわからないよね。今度ネットで調べてみてね。」
私はなるべく明るくそう言うと、夫の部屋から出ていきました。

 

夫がその後ネットで自閉症を調べたかどうかはわかりません。
そして夫も私も息子が診断を受けたからと言って、息子に対する態度がこれまでと特別に変わったということもありません。

ただ、診断を受けたことによって、これから息子が人生を歩んでいくための支援が受けやすくなったことは間違いありません。
そう前向きにとらえて、これからも息子と共に歩んでいきたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。