ねこねこスローライフ

統合失調症ママと発達グレーくんののんびり生活

療育で感じた息子の成長

現在5歳になる息子の療育について書きたいと思います。

 

息子の発達が気になりだしたのは1歳を過ぎた頃でした。

男の子は成長がゆっくりしているとはよく聞きますが、言葉がまったく出ていなかったのと、落ち着きがないこと(公園などで親を気にせずに一人でどんどん行ってしまう)が心配になり、1歳半健診で相談したところ、発達センターを紹介されたのです。そして発達検査をしてもらい、2歳から親子で週1回、発達センターに通うことになりました。

 

発達センターでの療育の内容は、まさに幼稚園で困らないための基本を学ぶという感じで、朝の会に始まり、簡単な工作や運動遊び、給食の時間、自由遊び、お着がえやトイレの練習、最後に帰りの会をして終了でした。一日4時間くらいを過ごしました。

 

初日は椅子にじっと座っていることができなかった息子ですが、回を重ねるごとに慣れていき、きちんと座って課題に取り組むことができるようになりました。

 

言葉のほうはなかなか増えず、不安な気持ちで過ごしましたが、2歳4か月ではじめて「ママ」と呼んでもらったときは本当にうれしかったです。その後ゆっくりですが言葉も増えていき、3歳ごろには3語文で会話ができるようになっていました。

 

発達センターに通い始めた頃は、このままでは年少さんから幼稚園に入園するのはちょっと難しいかな。。。と考えていたのですが、療育の甲斐があって、無事に年少さんから入園することができました。現在年長ですが、特に大きなトラブルもなく、毎日元気に幼稚園に通っています。

 

そして息子の発達が気になるものの現在未診断でグレーのままなのは、幼稚園生活で大きな問題がないからが一番の理由になります。(医師の診断を受けたほうがよいのかを発達センターに相談した際に、幼稚園でトラブルがあるかどうかが診断を受ける目安になると言われました。)

 

そうはいっても、やはり落着きのなさやこだわり、人とのコミュニケーションの取り方など、親の目からみると気になる点はあり、もし小学校へ入ってから本人に困り感が出てくるようであれば、きちんと診断を受けたいと思っています。

 

幼稚園入園を機に親子で一緒に療育を受けるのは卒業しましたが、月1回の作業療法(運動がメイン)と月2回の心理指導(小学校の授業を想定した数人のグループ指導)を継続して発達センターで受けています。

 

また、一人っこで兄弟のいない息子に、なるべくいろんな子たちと触れ合う経験をと思い、民間の運動療育にも月2回のペースで通っています。息子はこの療育で、自分より小さい子に優しくすることを経験したり、年上のお兄ちゃんたちと遊んだりしています。

こちらの民間の療育は市役所に申請をすれば夏休みなどの長期休みには回数を増やすことができるので、大変ありがたいです。そして家まで送迎をしてくれるので、本当に助かっています。

 

もし、息子と同じように発達が気になるお子さんがいる方で、療育を受けようか迷っている方がいらっしゃいましたら、こんな例もあるよということで読んでいただけたらと思います。